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「遠山卿は、星のきれいな里、河のきれいな里、人の心の美しい里である」と鳩十先生。
生前、遠山に素晴らしい名言を残して下さいました。
先生は、幼少の頃からお父様に連れられ、小川路峠を越えて遠山卿へ来られました。
動物好きの先生は、自然豊かなこの村が好きになり、何度も足を運んできてくれました。
戦後、九州に行かれ、大学で教鞭をとられたり、その他多くの要職をつかれた折には、いつも遠山卿をPRして頂きました。
全国で、年に何十回もの講演をされた時には、必ず遠山卿の話、星野屋の話をテーマに入れて熱弁して頂きました。
九州にいながら、暇さえあると毎年のように星野屋に来られ、猟師と一緒に山へ行って猟をし、帰ってきては囲炉裏を囲みながら、猪鍋、熊鍋、鹿刺しを美味しそうにほおばって、猟師から猪・熊・鹿の猟の話を聞きながら筆をとっていた姿は、今も忘れることができません。
また、先生は、温厚でやさしく商売のコツを私にお教え下さいました。
亡くなられる2週間前、鹿児島の南風病院で大変体調が悪いのに関わらず、母と約束した「なじみの店」という題の原稿をお書き頂きました。これが絶筆原稿となってしまいました。

先生は、亡くなる前年まで毎年遠山卿に来られ、しらびそ高原、下栗、程野など、遠山卿を歩き回り随筆行脚をされていました。
今考えますと、椋先生が昭和62年(1987年)12月27日に他界され、その半年後の昭和63年5月29日、星野屋2代目主人信人が他界、平成9年11月7日みと子奥様が他界された時は、その1ヵ月後の平成9年12月10日、星野屋女将糸孝が他界しました。
いつも家族・兄弟のように可愛がって頂きました。
今は、天国で4人楽しく語り合っていると思います。
最後に、今星野屋があり、遠山卿が世に出たのは、椋鳩十先生のおかげと思います。
本当に有難うございました。(合掌)

鳩十先生と2代目女将





鳩十先生を囲んで

山肉専門店 星野屋
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